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Home > Market Analysis> CPIマイナス化でデフレ懸念:ゴールド5000ドル突破とハイテク調整
Market Analysis 2026年2月16日
ディフェンシブ・調整 Sentiment: 38 (Fear)

CPIマイナス化でデフレ懸念:ゴールド5000ドル突破とハイテク調整

CPIマイナス化でデフレ懸念:ゴールド5000ドル突破とハイテク調整

【2026-02-15の市況概要】 (Market Pulse)

昨晩の米国市場は、CPI(消費者物価指数)の前月比マイナス化(-0.1%)を受け、インフレ鎮静化から「デフレ・リセッション懸念」へと市場のテーマが移行する転換点となりました。S&P 500は6836.17(+0.05%)と辛うじてプラス圏を維持したものの、方向感を欠く展開。一方、金利低下メリットよりも景気減速懸念が勝り、Nasdaqは22546.67(-0.22%)と続落し、ハイテク株の上値の重さが鮮明です。

特筆すべきは安全資産への資金逃避です。米国10年債利回りは4.06%(-1.17%)まで急低下し、4.0%の大台割れを試す展開。これに呼応してゴールドは前日比+2.49%の急騰を見せ、ついに5046ドルと心理的節目の5000ドルを突破しました。VIX指数は20.6と依然として警戒水準の20を超えており、投資家心理は「Fear(恐怖)」に傾いています。

【相場変動の主因】 (Key Drivers)

本日の市場を動かした主因は、「CPIマイナス化による『悪い金利低下』と質への逃避」です。

  1. デフレ懸念の台頭: CPIの前月比マイナスは、FRBの利下げ期待を正当化する一方で、「需要の減退」を強く示唆しました。これにより、従来の「金利低下=ハイテク買い(バリュエーション向上)」という相関が崩れ、「金利低下=景気後退=株売り」というリスクオフの連鎖が発生しています。
  2. ゴールドへの資金集中: 株式市場の不透明感(VIX>20)と、米ドルおよび国債利回りの低下が、実物資産であるゴールドへの強力な追い風となりました。
  3. AIセクターの調整: 景気敏感な半導体株やAI関連株に対し、成長鈍化を懸念した利益確定売りが継続しています。

昨日のシナリオ検証

昨日のメインシナリオ(条件:CPI鈍化を受けた金利低下とディフェンシブシフト)は【的中】しました。
CPIの結果を受けて10年債利回りが4.06%まで低下する中、ハイテク株が売られ、資金がゴールド(+2.49%)やディフェンシブへ逃避する流れは、想定通りの「質への逃避」展開でした。特にCPI鈍化で金利急低下もAI株軟調:ゴールド資金逃避とリセッション警戒で指摘した通り、金利低下が株価のサポートとして機能しづらくなっている点が確認されました。

【注目アセット】 (Asset Watch)

資産 価格 変化 (1d) コメント
Gold (GC=F) $5046.3 +2.49% 5000ドルのレジスタンスをブレイク。デフレ・リスクオフの受け皿として最強のモメンタム。
US 10Y Yield 4.06% -1.17% CPIを受け急低下。4.0%の心理的節目での攻防に注目。ここを割るとリセッション織り込みが加速する。
Nasdaq (^IXIC) 22546.67 -0.22% RSIは33.6と売られ過ぎ水準だが、自律反発の力が弱い。好材料待ちの状態。
USD/JPY 152.62 -0.13% 日米金利差縮小により上値が重い。152円台前半でのサポート維持が焦点。

【シナリオ分析】 (Scenarios)

短期シナリオ (24-48h)

週明けは17日(火)の小売売上高とウォルマート決算を控え、神経質な展開が予想されます。

  • メイン (Main – 60%):
    • 概要: 小売売上高待ちで積極的な売買が手控えられ、横ばい推移。
    • 動き: 10年債利回りは4.0%近辺で下げ渋るものの、ハイテク株の上値は重い。S&P500は6800-6850のレンジ内での推移を想定。資金は引き続きゴールドや生活必需品セクター(XLP)に滞留する。
  • アップサイド (Bull – 20%):
    • トリガー: NasdaqのRSI(33.6)に着目したショートカバー、または小売指標の適度な強さ。
    • ターゲット: 過度なリセッション懸念が後退すれば、AI・半導体株に押し目買いが入り、S&P500は6900回復を試す。
  • ダウンサイド (Bear – 20%):
    • トリガー: 小売指標の極端な悪化、またはVIXの22突破。
    • リスク: CPI通過で潮目変化:VIX20超と円高152円が告げる調整局面でも触れた通り、S&P500が6750の重要なサポートを割り込むと、アルゴリズム売りが加速する恐れがある。

中期シナリオ (1-2 Weeks)

  • 見通し: Neutral (中立・調整含み)
  • 重要イベント: 小売売上高 (2/17)、FOMC議事要旨 (2/18)、ウォルマート決算 (2/19)。
  • リスク: 消費データの悪化による「スタグフレーション」から「デフレ・リセッション」への懸念深化。これが現実化すれば、株安・債券高(金利低下)のトレンドが長期化する可能性があります。

【投資戦略】 (Outlook)

結論: 「様子見(Wait)」および「ディフェンシブ・シフト」を推奨

市場は現在、インフレリスクから成長リスクへと焦点を移しています。S&P500およびNasdaqのRSIは低下傾向にありテクニカル的には反発の余地がありますが、ファンダメンタルズ(消費動向)の確認なしにハイテク株の押し目を拾うのは時期尚早です。

  • Swing Trade:
    • Long: ゴールドの押し目、または短期的な国債(利回り低下狙い)。ハイテク株は小売売上高通過後のアク抜けを待つ。
    • Short: S&P500が6800を明確に下抜けた場合の追随売り。または、戻り局面でのハイテク株(特にガイダンスの弱い銘柄)のショート。
  • Risk Level: S&P500の下値目途は6750。ここを維持できるかが、調整が短期で終わるか本格的な下落トレンド入りするかの分水嶺となります。

Reference:
市場のセンチメント変化については、以下の分析も参照してください。
– Cisco・Apple急落でVIX20台へ:S&P500節目割れとCPI警戒

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