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Home > Market Analysis> CPI鈍化もAI懸念で上値重く:Pinterest急落とゴールドへの資金逃避
Market Analysis 2026年2月14日
リスクオフ(AI懸念・景気減速警戒) Sentiment: 28 (Fear)

CPI鈍化もAI懸念で上値重く:Pinterest急落とゴールドへの資金逃避

CPI鈍化もAI懸念で上値重く:Pinterest急落とゴールドへの資金逃避

【2026-02-13の市況概要】 (Market Pulse)

2月13日の米国市場は、注目のCPI(消費者物価指数)が予想を下回る2.4%とインフレ鎮静化を示したにもかかわらず、株式市場の反応は限定的となりました。S&P 500は前日比+0.05%の6836.17とほぼ横ばいで引け、Nasdaqは-0.22%と続落しています。

特筆すべきは、VIX指数が20.6と警戒水準を維持する中、ゴールドが+2.85%(5063.8ドル)と急伸し、米国10年債利回りが4.06%(-1.17%)へ低下した点です。これは典型的な「質への逃避(Flight to Quality)」であり、市場の関心が「インフレ」から「AIによる産業破壊リスク」や「関税による業績悪化」といった構造的な成長懸念へとシフトしていることを強く示唆しています。

【相場変動の主因】 (Key Drivers)

本日の市場を動かした主因は、「好材料(CPI鈍化)に対する株式市場の不感症」と「AI・関税リスクの具体化」です。通常であれば、CPI鈍化に伴う金利低下はハイテク株の追い風となりますが、以下の要因が上値を完全に抑制しました。

  1. AIディスラプション懸念の拡大:
    UBSのアナリストが警告した「AIの混乱が信用市場にショックを与える可能性」や、AIスタートアップCohereのIPO観測などを受け、投資家は「従来のビジネスモデルを持つ企業」への投資を躊躇しています。これは、クラウド株20%急落:AI代替懸念とM&A再編の好機でも指摘した通り、AIが生産性向上ツールではなく、既存収益の破壊者として認識され始めたことによるセンチメント悪化です。

  2. 関税リスクの顕在化:
    Pinterestが関税による収益への打撃を理由に約17%急落しました。これはマクロのリスク要因であった「関税」が、個別の企業業績(EPS)を実際に毀損し始めた具体例として市場に冷や水を浴びせました。

昨日のシナリオ検証

昨日のメインシナリオ(条件:CPI通過も上値重く6800付近での推移)は【的中】しました。
CPIの結果は良好(2.4%)でしたが、金利低下が株価上昇に直結せず、むしろAIによる産業構造変化への恐怖とPinterestに見られる関税リスクが相殺要因となりました。結果としてS&P500は6836ポイントと、想定されたレンジ内での神経質な展開に終始しました。

【注目アセット】 (Asset Watch)

資産 価格 変化 (1D) コメント
Gold (GC=F) $5,063.8 +2.85% リスクオフの受け皿として資金が集中。株安・金利低下の中での独歩高は強い警戒シグナル。
US 10Y Yield 4.06% -1.17% CPI鈍化を受け大幅低下。本来なら株高要因だが、現在は「景気減速懸念」として捉えられている。
Pinterest N/A -17.0% 関税影響による業績悪化懸念で暴落。ハイテク・広告関連株全体への重石に。
Bitcoin $68,801 +3.90% 直近の下落(小売売上高ショックでBTC6.9万ドル崩壊)からの自律反発。ただしNasdaqとの相関が崩れており注視が必要。

【シナリオ分析】 (Scenarios)

短期シナリオ (24-48h)

市場心理は「Fear(恐怖)」領域にあり、好材料よりも悪材料に反応しやすい地合いです。

  • メインシナリオ (確率 50%):
    インフレ鎮静化(CPI 2.4%)による金利低下が下値を支える一方、AI・関税リスクが上値を抑制する構図が継続。S&P 500は6800-6850の狭いレンジで方向感を欠く展開を予想。資金は引き続きゴールドや債券へ流出する公算が高い。
  • アップサイド (確率 30%):
    NasdaqのRSIが33.6と売られ過ぎ水準にあるため、ショートカバーによる自律反発が発生。10年債利回りが4.0%の大台を割り込めば、一時的にハイテク株が見直され、S&P 500は6900ポイント回復を試す。
  • ダウンサイド (確率 20%):
    AI関連の売りが他セクター(不動産・物流)へ波及、あるいは週末のポジション調整でリスク回避が加速する場合。VIXが25を超えるとパニック売りを誘発し、S&P 500は6750レベルまで下落するリスクがある。着目イベントは翌週の小売売上高であり、これを見極めるまで大口は動きにくい。

中期シナリオ (1-2週間)

  • 見通し: Bearish (弱気)
  • 重要イベント: 小売売上高 (2/17), FOMC議事要旨 (2/18), PMI (2/20)
  • リスク:
    最大の懸念は、小売ショックでスタグフレーション懸念でも触れた通り、消費減速のデータが確認されることです。来週の小売売上高が予想を下回れば、「AIディスラプション懸念」に「リセッション懸念」が加わり、本格的な調整局面入りが不可避となります。

【投資戦略】 (Outlook)

結論:様子見(Wait)および、戻り売り(Sell Rallies)

現在の市場は、CPIという従来の「買い材料」を好感できないほど構造的なリスク(AI、関税)に怯えています。したがって、安易な押し目買いは推奨されません。

  1. 株式: S&P 500が6880-6900近辺まで反発した局面では、リスクヘッジとしての売り(ショート)を検討。NasdaqのRSIが30台前半ですが、明確な反転シグナルが出るまでは「落ちるナイフ」となる可能性があります。
  2. コモディティ: ゴールドは高値更新トライの勢いがありますが、短期的過熱感もあるため、押し目があればロング。
  3. リスク管理: S&P 500の6750を最終防衛ラインと設定。ここを割り込むと中期トレンドが崩れるため、ロングポジションの損切りを徹底してください。

市場のテーマは「金利」から「成長・業績」へ完全にシフトしています。来週の小売売上高までは、キャッシュ比率を高めに維持するのが賢明です。

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