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Home > Market Analysis> AMD急落とソフト売り浴びせ:VIX上昇で深まるハイテク調整
Market Analysis 2026年2月5日
調整局面・リスク回避 Sentiment: 35 (Fear)

AMD急落とソフト売り浴びせ:VIX上昇で深まるハイテク調整

AMD急落とソフト売り浴びせ:VIX上昇で深まるハイテク調整

【2026-02-04の市況概要】 (Market Pulse)

4日の米国市場は、ハイテク株を中心とした調整色が鮮明となり、Nasdaqは1.51%安と大幅に反落しました。S&P500も0.51%下落し、6882.72ポイントで引けています。

特筆すべきは市場センチメントの急速な悪化です。「恐怖指数」として知られるVIX指数は18.64(+3.56pt)へと急伸し、昨今の楽観ムードに冷や水を浴びせました。Lisa Su CEOによる慎重なガイダンスを受けてAMDが17%急落したことが、AI・半導体セクター全体のセンチメントを冷却。さらに、トランプ氏のイランに対する強硬発言を受け、地政学リスクへの警戒感から原油(WTI)は64.47ドル(+1.99%)へ上昇、金(Gold)も1.69%高と質への逃避(Flight to Safety)が発生しています。

6日(金)の雇用統計を前に、機関投資家によるリスクオフの動きが加速しており、市場は「調整局面」の様相を強めています。

【相場変動の主因】 (Key Drivers)

本日の市場を動かした主因は、「ハイテク株へのショート攻勢」と「地政学リスクによるインフレ懸念」の複合要因です。

  1. ハイテク・ソフトウェア株の需給悪化
    AMDの決算ガイダンスに対する失望売りはトリガーに過ぎません。より構造的な要因として、ヘッジファンドがソフトウェア株に対して年初来で240億ドル規模のショートポジションを構築しており、さらにその売り増しを進めているとの報道(Headline No.2)が、センチメントを決定的に悪化させました。これにより、GoogleがAI投資増額と好決算を発表したにもかかわらず、セクター全体への波及効果は限定的となり、逆に利益確定売りの口実とされました。
    詳しくは、AMD決算ミスとISM上振れ:VIX急騰で深まるハイテク調整でも解説していますが、AI関連銘柄の選別が厳格化しています。

  2. トランプ発言と中東リスク
    トランプ氏がイラン最高指導者に対して警告を発したことで、中東情勢の緊張が再燃しました。これが原油価格の約2%上昇を招き、インフレ再燃リスクを意識させたことで、10年債利回りは4.28%と高止まりしています。

昨日のシナリオ検証

昨日のメインシナリオ(S&P500が6900の節目を試し、VIXが18-20圏内へ上昇)は【的中】しました。
AMDの急落に加え、ソフトウェア株への組織的な売り仕掛けが観測されたことで、ナスダック主導の下落トレンドが形成されました。ADP雇用統計の弱さは材料視されず、むしろ個別の業績懸念とボラティリティの上昇(VIXの急騰)が市場を支配する展開となりました。

【注目アセット】 (Asset Watch)

資産 価格 変化 コメント
Nasdaq (^IXIC) 22,904.58 -1.51% RSIは39.7まで低下。売られ過ぎ水準に近づくも、50日線乖離が-2.05%とトレンド崩壊の瀬戸際。
VIX Index 18.64 +3.56 一気に警戒領域へ。20を超えるとアルゴリズムによる売り加速の懸念あり。
AMD – -17.0% 2017年以来の下落率。AI半導体セクター全体のバリュエーション調整を誘発。
USD/JPY 156.81 +0.56% リスクオフでもドル高・円安が進行。日米金利差と地政学リスクによるドル選好が継続。詳細:ドル円155円台で日経5.4万突入

【シナリオ分析】 (Scenarios)

週末の雇用統計を控え、ボラティリティの高い神経質な展開が予想されます。

短期シナリオ(今後24-48時間)

  • メインシナリオ(確率 60%)
    • 概要: 雇用統計(6日)待ちの様子見ムードの中、ハイテク株の自律反発は限定的。
    • 動き: S&P500は6850-6900のレンジで推移し、上値の重い展開。VIXは18台後半で高止まりする。ソフトウェア株へのショートカバーが入るかどうかが焦点だが、積極的な買いは手控えられる。
  • アップサイド(確率 20%)
    • トリガー: Google等の優良ハイテク株への押し目買い流入や、ISM非製造業景況感が「適度な」強さ(インフレ懸念を煽らず、景気後退も示唆しない)を示す場合。
    • ターゲット: S&P500が6950ポイント付近まで自律反発。
  • ダウンサイド(確率 20%)
    • トリガー: 中東情勢のさらなる悪化による原油70ドルへの急伸、または雇用統計前のリスク回避売り加速。
    • リスク: S&P500がサポートラインの6850を明確に下抜け、VIXが20を突破する「セリング・クライマックス」的な動き。

着目イベント: ISM非製造業景況感指数(2/4-5発表)、新規失業保険申請件数(2/5)

中期シナリオ(向こう1-2週間)

  • 見通し: Neutral/Bearish(中立・弱気)
  • 重要イベント: 米雇用統計 (2/6)、CPI (2/11)
  • リスク: 「AI関連株の評価調整」と「地政学リスクによるインフレ再燃(スタグフレーション懸念)」の挟み撃ち。特にCPIでインフレの粘着性が確認されると、利下げ期待の後退と共に株価の調整が深まる恐れがあります。株価「調整局面」を利益に変える市場の論理で解説した通り、現在は明確な調整局面入りを意識すべきタイミングです。

【投資戦略】 (Outlook)

スタンス:様子見(Wait)および 戻り売り(Sell Rallies)

市場のセンチメントスコアが「35(Fear)」まで低下しており、不用意な押し目買い(Buy the dip)は推奨されません。特にVIXが上昇トレンドにある間は、ボラティリティ拡大による損失リスクが高まります。

  1. スイングトレード: S&P500の6850は極めて重要なサポートラインです。ここでのプライスアクションを確認するまでは、新規のロングは控えるべきです。逆に、6900-6920付近までの戻りがあれば、テック株を中心に短期的なショート戦略が機能しやすい環境です。
  2. ヘッジ戦略: 中東リスクをヘッジするため、ポートフォリオの一部に原油関連(エネルギー株)や金(Gold)を組み入れる動きが合理的です。
  3. 監視銘柄: Googleなどの決算好調銘柄が、セクター全体の売りに巻き込まれて不当に安くなったタイミング(オーバーシュート)のみ、打診買いの候補となります。

Risk Level: S&P500 6850(サポート割れで撤退・ショート目線強化)、6980(レジスタンス)。

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