Skip to content

Finshift

  • US Market
  • JP Market
  • China
  • India
  • Indonesia
  • Crypto
  • Guide
Home > Market Analysis> アリババ新チップと春節期待:米CPI無視で底堅い上海市場の行方
Market Analysis 2026年1月30日
春節ラリー・ハイテク主導 Sentiment: 75 (Greed)

アリババ新チップと春節期待:米CPI無視で底堅い上海市場の行方

アリババ新チップと春節期待:米CPI無視で底堅い上海市場の行方

【2026-01-29の市況概要】 (Market Pulse)

本日の中国市場は、外部環境の逆風を跳ね返し、強固な自律反発力を示しました。
米国市場ではCPI(消費者物価指数)の上振れ(3.8%)を受け、Nasdaqが0.72%下落、VIX指数が16.88(+3.24%)へと急上昇するなどリスクオフ色が強まりました。しかし、上海総合指数はこの流れに逆行し、前日比+0.16%の4157.98ポイントで引けました。

特筆すべきは香港市場の強さです。ハンセン指数は+0.51%の27968.09ポイントまで続伸し、RSI(相対力指数)が81.4という極めて強いモメンタムを維持しています。この香港の過熱感が本土市場へのセンチメント波及をもたらし、春節(旧正月)休暇を目前に控えた「ご祝儀相場」の様相を呈しています。

人民元(USD/CNY)は6.95(-0.1%)と小幅に元高方向で推移しており、資本流出懸念が後退している点も株式市場のサポート要因となりました。

【相場変動の主因】 (Key Drivers)

本日の市場を支えた主要因は、「春節ラリーへの期待」と「ハイテク分野の国産化進展」です。

  1. ハイテク株の独自材料(デカップリング)
    米国金利上昇(US 10Y Yield 4.23%)は通常、高PERのハイテク株にとって逆風となりますが、中国市場ではアリババ(Alibaba)の新AIチップ開発報道や、アストラゼネカ等による対中投資拡大のニュースが好感されました。これにより、米国の金融引き締め懸念よりも、中国国内の産業政策や企業の個別の成長ストーリーが優先される展開となりました。詳しくは、以下の分析でも指摘した通り、AI・ハイテク分野での構造変化が投資家の選別眼を変えつつあります。
    参考: 【中国株】「割安」の罠か、反転の好機か:AI・不動産の構造変化と勝率を高める3つのフィルター

  2. 春節前の消費期待
    春節を前に、白酒(Baijiu)や旅行関連など消費セクターへの資金流入が継続しています。CPIとPPIの乖離が示すように、生産者物価の低迷が続く一方で、消費者心理の一部には底打ち感が見られ始めています。
    参考: 【中国株】CPI急伸もPPIデフレ継続:消費・素材セクターの明暗

昨日のシナリオ検証

昨日のメインシナリオ(条件:春節前の消費関連株への買いとハイテク株の底堅さが継続)はHit(的中)しました。
本来であれば、米CPIが予想(3.8%)を上回ったことでベアシナリオ(4120付近への調整)が発動する局面でしたが、上海総合指数は予想レンジ(4150-4180)の下限である4150ポイントを死守しました。この底堅さは、外部マクロ要因(米インフレ)よりも、国内固有の好材料(アリババ等のハイテクニュース、香港市場の急伸)が勝ったことに起因します。

【注目アセット】 (Asset Watch)

資産 価格 変化 コメント
上海総合指数 4157.98 +0.16% 米株安を無視し陽線引け。RSI 60.9と過熱感なく、上昇余地を残す健全な推移。
ハンセン指数 27968.09 +0.51% RSI 81.4に到達。極めて強いが短期的には過熱感からのスピード調整に警戒が必要。
USD/CNY 6.95 -0.10% 7.0の節目を割り込んで推移。元高傾向は中国資産への資金流入をサポートする。
原油 (WTI) 65.51 +3.64% ベネズエラの投資開放報道等が材料視。エネルギー関連株への追い風に。

【シナリオ分析】 (Scenarios)

センチメントスコアが75(Greed)に達しており、市場はリスクオンに傾いています。しかし、FOMCやPMIなどの重要イベントを控え、一本調子の上昇よりはボラティリティを伴う展開が予想されます。

短期シナリオ (24-48h)

  • メイン (Main – 60%)
    • 想定: 春節前のポジション調整と押し目買いが交錯するレンジ相場。
    • アクション: 上海総合は4160-4200のレンジで推移。海外勢の押し目買いが下値を支える一方、4200手前では利益確定売りが出る。
  • アップサイド (Bull – 20%)
    • トリガー: アリババ等のハイテク大型株への追加好材料、または春節の予約状況に関するポジティブな報道。
    • ターゲット: 心理的節目の4200を明確にブレイクし、4250を目指す加速展開。
  • ダウンサイド (Bear – 20%)
    • トリガー: 米FOMC後のタカ派発言による米金利の急騰、またはトランプ発言による新たな貿易摩擦懸念(関税など)。
    • リスク: 春節休暇前のリスク回避売りが優勢となり、サポートラインの4120付近まで調整。
  • 着目イベント:
    • 1/31 製造業PMI(春節前の景況感を確認する重要指標)
    • 本日深夜のFOMC記者会見(グローバル資金フローへの影響)

中期シナリオ (1-2 Weeks)

  • 見通し: Bullish(強気)
  • 論拠: テクニカル(上海RSI 60.9、香港のモメンタム)とシーズナリティ(春節ラリー)が合致。1月31日の製造業PMIが節目を上回れば、上昇トレンドは確固たるものになります。
  • 重要イベント: 1/31 製造業PMI、春節連休中の消費動向データ。
  • リスク: 米国の対中規制強化(特に半導体関連)、欧州との貿易摩擦の激化。

【投資戦略】 (Outlook)

スタンス:押し目買い (Buy Dips)

米CPIショックを消化し、上海市場が4150レベルを維持した事実は、現在の相場が「強い」ことを証明しています。したがって、基本戦略はロング方向の継続です。

  • エントリー: 上海総合指数の4150-4160ゾーンへの押し目は絶好の買い場となります。
  • セクター:
    • ハイテク・半導体: アリババの新チップ報道等を背景に、国産化テーマ株への資金流入が続く見込み。
    • 消費関連: 春節直前まで、白酒や旅行関連への投機的な買いが入りやすい。
  • リスク管理: 短期的な撤退ラインは4120(直近サポート割れ)。香港市場(HSI)のRSIが80を超えているため、香港株連動の急な調整には警戒し、ポジションサイズは過大にならないよう調整してください。

Share this article:

関連記事

香港予算案と人民元3年ぶり高値:HSI 2.7万回復試すAI相場
2026年2月26日

香港予算案と人民元3年ぶり高値:HSI 2.7万回復試すAI相場

春節映画不振でHSI急反落:AI期待の上海と乖離鮮明
2026年2月25日

春節映画不振でHSI急反落:AI期待の上海と乖離鮮明

米最高裁が関税無効化:香港株2.7万回復と米国株安の乖離
2026年2月24日

米最高裁が関税無効化:香港株2.7万回復と米国株安の乖離

最近の投稿

  • 香港予算案と人民元3年ぶり高値:HSI 2.7万回復試すAI相場
  • NVIDIA決算でBTC6.9万ドル肉薄:CPI無視のAI相場と機関投資家
  • NVIDIA・米CPIで円安156円突破:日経5.8万台の熱狂と死角
  • Nvidia決算がCPIを凌駕:Nasdaq23000突破とAI相場の持続性
  • 春節映画不振でHSI急反落:AI期待の上海と乖離鮮明

最近のコメント

表示できるコメントはありません。

アーカイブ

  • 2026年2月
  • 2026年1月

カテゴリー

  • Featured News
  • Investment Guide
  • Market Analysis
  • Strategic Assets
  • 未分類

FinShift

世界主要市場(US, JP, India, China)と重要資産(Crypto, Commodity)の「今」を読み解くマーケット・インテリジェンス・メディア。データとAIシナリオで、スイングトレーダーの意思決定を支援します。

Markets

  • Featured News
  • US Market
  • Japan Market
  • China Market
  • India Market
  • Indonesia Market

Assets & Guide

  • Crypto
  • Commodities
  • Guide

Information

  • About Us
  • Contact
  • Privacy Policy
  • Logishift

© 2026 FinShift. All rights reserved.