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Home > Market Analysis> 金5400ドル突破、BTCは蚊帳の外:米CPI3.8%でインフレ再燃
Market Analysis 2026年1月29日
インフレ再燃・金利高止まり警戒 Sentiment: 35 (Fear)

金5400ドル突破、BTCは蚊帳の外:米CPI3.8%でインフレ再燃

金5400ドル突破、BTCは蚊帳の外:米CPI3.8%でインフレ再燃

【2026-01-28の市況概要】

本日の市場は、インフレ再燃への警戒感から「質への逃避」が加速する展開となりました。注目された米CPI(消費者物価指数)は前年比3.8%と市場予想を上回り、これを受けてFRB(連邦準備制度理事会)は利下げプロセスの休止を示唆。この「高金利・高インフレ」のスタグフレーション懸念を背景に、ゴールド(金)が前日比+7.24%の5,447ドルという記録的な暴騰を見せました。

一方で、暗号資産市場は蚊帳の外に置かれています。ビットコイン(BTC)は89,000ドル近辺での横ばい(+0.04%)となり、デジタル・ゴールドとしての機能よりも、高金利によるリスク資産としての重石が意識されています。米10年債利回りは4.25%へ急伸しており、金融環境の引き締まりがBTCの上値を強烈に抑え込んでいます。

【相場変動の主因】

主因:米CPI上振れ(3.8%)とFRBのタカ派的静観

最大のドライバーはマクロ環境の急変です。CPIの上振れは、インフレが粘着質であることを証明し、パウエル議長の「中立姿勢(利下げ見送り)」を正当化しました。
通常、インフレヘッジとして機能するはずのBTCですが、今回は以下の理由から資金流入が限定的です。

  1. 実質金利の上昇: 名目金利(4.25%)の上昇が早く、利回りを生まないBTCの相対的魅力が低下。
  2. ゴールドへの極端な資金集中: 金5400ドル突破に見られるように、機関投資家はボラティリティの高いBTCよりも、伝統的な安全資産であるゴールド、さらにはPaxos等の「ゴールドトークン」へ資金を避難させています(ヘッドライン参照)。
  3. ハイテク株との連動: Nasdaqが小幅高にとどまる中、リスク資産全般に対する買い意欲が減退しています。

昨日のシナリオ検証

昨日の分析における『Bear Scenario』の条件(CPI上振れ・パウエル議長のタカ派姿勢)が成立しました。
しかし、価格アクションとしては急落には至らず、『Main Scenario』で想定した88,000-90,000ドルのレンジを維持しました。この要因は、RSI(相対力指数)が既に売られすぎ水準にあったことによるショートカバーの下支えと、TeslaのBTC保有維持(Q4変更なし)などのニュースが売り急ぎを抑制したためと考えられます。ただし、上値の重さは決定的であり、市場センチメントは「Fear(35)」に悪化しています。

【注目アセット】

資産 価格 変化率 コメント
Bitcoin (BTC) $89,139 +0.04% 88,000ドルの岩盤サポートと金利上昇の板挟み。RSIは24.6と極度の売られすぎ。
Gold (GC=F) $5,447 +7.24% 歴史的な資金流入。BTCからの流出資金も一部吸収している可能性(Paxos入金増)。
US 10Y Yield 4.25% +0.66% CPIショックで急騰。4.3%を突破すればBTCにはさらなる下方圧力がかかる。
Ethereum (ETH) $3,010 -0.37% BTC以上に上値が重い。対BTC(ETH/BTC)での弱さが継続中。

【シナリオ分析】

市場はFOMC通過後の新たな均衡点を探るフェーズに入っています。

短期シナリオ(24〜48時間)

  • メインシナリオ(確率50%):
    CPIショックを消化しつつも、4.25%の高金利が重石となり、88,000ドル〜90,000ドルの狭いレンジでの推移が継続。ゴールドへの資金流出が続く限り、BTCの積極的な買い手は不在。
  • アップサイド(確率20%):
    RSI(24.6)というテクニカル的な売られすぎシグナルに着目した自律反発。週末のオプション期限(89億ドル規模)に向けたポジション調整で、一時的に91,000ドル台へのショートスクイズが発生する可能性。
  • ダウンサイド(確率30%):
    米長期金利がさらに上昇し4.3%を試す展開となれば、88,000ドルのサポートが決壊。その場合、ストップロスを巻き込み85,000ドル〜86,000ドルの流動性プール(Liquidity Pool)まで急落するリスクがある。
  • 着目イベント: 1/29の新規失業保険申請件数、1/30の米GDP速報値。

中期シナリオ(1〜2週間)

  • 見通し: Bearish(弱気)
  • 重要イベント: 米雇用統計 (2/4)、ISM製造業景況指数 (2/2)
  • リスク: スタグフレーション(不況下のインフレ)懸念が台頭した場合、リスク資産であるBTCは売られ、ゴールド一強となるシナリオ。Tesla等の企業保有BTCの減損処理が意識される決算シーズンも重荷。

【投資戦略】

結論:戻り売り(Sell Rallies)主体の慎重姿勢

現状のマクロ環境(高金利・インフレ再燃)は暗号資産にとって明らかにアゲインストです。RSIの低さから突発的な反発はあるものの、トレンド転換には強力なファンダメンタルズの変化が必要です。

  • エントリー戦略: 90,500ドル〜91,000ドル付近までの反発があれば、そこはショートのエントリーポイントとして機能しやすいでしょう。逆にロングを検討する場合は、88,000ドルのサポートでのプライスアクションを確認し、かつストップをタイト(例:87,500ドル割れ)に設定する必要があります。
  • リスク管理: ゴールドとの相関乖離が拡大しています。「金が上がればBTCも上がる(代替通貨理論)」は現在機能していないため、ゴールドの動向を過信せず、あくまで米実質金利の動向を注視してください。

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